●376 埠頭の別れ ふとうのわかれ 〇ゆくてとおきたびに

 表題:埠頭の別れ
 読み:ふとうのわかれ

 収録:(A)二部三部四部合唱教科書伴奏付 音樂研究會 1925(T.14).4=初 ◎[A3-7],Copy=[Ka7]
    (B)共益ボーカル 554 共益商社 1928(S.3).1.25 ◎[A2-21] Copy=[P21] ※単声二重唱

 記譜:二部合唱(伴奏付き) 変ホ長調 4/4

 インチピット:ソソミミソ|ソドドドシ|レド

 曲:ベートーヴェン,ルートヴィヒ・ヴァン(Beethoven, Ludwig van)(1770-1827)[ドイツ]
 原曲:歌劇「フィデリオ」Op.72〜おお何とも言いようのない喜び(O namenlose Freude!)
 編曲:若狭萬次郎
 詞:犬童球渓

 ※Wの首句は誤り。なみじとほき……は第2声(乙)の歌詞!。
 ※「別れ」(481)と同曲同一詞


[詞] ※共益ボーカル 554より

1.行手(ゆくて)遠き旅に 浪路(なみぢ)遠き國に
  君は今し立つよ 我はいまし行(ゆ)くよ
  分つ袂(たもと)に 露おきまさる
  何れの時に又も君と 再び茲(ここ)に其(その)手とらん
  あゝ名殘(なごり)はつきせぬ けふの別れ

2.風は木木になげき 水は岸にむせぶ
  波は空を浸し 雪は行手とざす
  さは云へ御國の御爲(みため)に行(ゆ)きます この日の門出ぞ
  あゝあゝ勇みて別れん さらばさらば


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